『完 子どもへのまなざし』を久しぶりに読みました。
この本は、児童精神科医である佐々木正美先生の本で、良書です!
かわいいです!♡
この本の後半では、他者とのコミュニケーションが特別に苦手な特性を持って生まれた、発達障害、自閉症の子どもたちの接し方について書かれています。
上の息子が、小学生のときに購入しました。10年以上前です。
息子が「発達障害グレーゾーンかもしれない…」と悩んでいるときに買いました。
レオ・カナー先生の言葉が心に響いた
完 子どもへのまなざし より
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子どもの将来の幸福を思うばかりに子どもに過剰な期待をしてしまいがちです。その感情は、本質的には愛情にほかなりませんが、そのことが子どもには、かならずしも、おとなの気持ちどおりには伝わらないのです。
過剰期待というものは、その本質に、現状のあなたには満足していないという感情があり、相手に与えるものは愛情どころか、拒否や否定につながるメッセージであり続けることが多いものです。
教育熱心な親や教師が、子どもを育てる過程で、しばしばまちがいをおこすのは、この感情からです。
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上の言葉は、レオ・カナー先生の言葉です。
私も、子どもに過剰な期待をしてしまったことがありました…。
自分が良い母でいる、しっかり子育てしている、と、周りに思われたくて、子供に厳しくしてしまった時期もあったように思います。
私は、愛情があるけど、言葉で伝えるのがあまり上手な方ではないので、子どもたちに愛情がうまく伝わってないときもあるかもしれません。
日々、勉強ですね…。(^_^;)
幸福は分かち合うもの
カナー先生からの教え
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人間は自分の幸福を追求し続けるだけでは、けっして幸福にはなれない。
本当に幸福そうにみえる人をよく観察するといい。その人はかならず、だれかほかの人たちを幸福にしながら生きている。
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初めて読んだときは、「そうかな〜?そういうものか?」と考えてしまう自分がいて、ピンとこなかったのですが、今、40代になって、ようやく、「あぁ、そうか、うん、そうだよな〜」と、しみじみ思えるようになりました(^ ^)
少し、自分勝手な自分から成長できたかな…?
子育てに行き詰まったとき、忘れかけていた子どもへの愛情を、思い出させてくれるような本です。
優しい言葉に心が洗われます。
そして、子どもをありのままに受容することの大切さも書かれています。
とても良い本なのでオススメです。
過去の私のように、子どもの発達のことで悩んでいる人の助けに少しでもなれたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。