「カズレーザーと学ぶ新知識」という番組で、アートの美について話していて、とても面白かったので、忘れないように記事にしました。
美しさ=脳の快楽
関西大学教授、石津智大教授によるお話でした^ - ^
神経美学について研究しているそうです。
人は何故、美しいアートに惹かれるのか?
調和のとれた色や、優美な曲線、人類に普遍的に好まれるものがある。
美しいものを見たとき、私たちの脳内の報酬系が活性化されているそうです。
美しさ=脳の快楽
美しい顔、身体は、生物に重要な要素であり、重要なシグナルを受けている。
シグナルを受けているとき、脳の報酬系が活動している。
アートの感動=恋人の顔を美しいと感じているときと同じ。
脳の「内側眼窩前頭皮質」が反応している。
芸術に対する美的感覚と、恋愛感情は、脳の同じ部位が密接に関係している。
「内側眼窩前頭皮質」に電流を流して、刺激すると、活動しやすくなる。
刺激することにより、アートや人の魅力を感じやすくなる。
「内側眼窩前頭皮質」を鍛えられるかどうかは、まだ分かっていない。
音楽の美も、「内側眼窩前頭皮質」が活動している。
なぜ風景画の美しさを感じるのか?
風光明媚な場所は、清潔で光が入ってくる。
開けているところは、外敵が入ってきたときに、すぐ分かる。
安全性を満たす。
生物としての欲求を満たすから、良いとされ、報酬系が活動。
整ったもの、左右対称のもの、広がりがあるものを、安全ととらえる。
現代アート(抽象画)の美を感じるのはなぜ?
例えば、ピート・モンドリアンの作品は、線、色が
脳で処理されやすい=美を感じる(良いものと感じる)
「コンポジション2 赤、青、黄」(1930年)
上は、ピートモンドリアンの作品ですが、一方、マーク・ロスコの作品は下のものになります。
No 1 (Royal Red and Blue) (1954年)
どちらも、魅力的で素敵な絵ですね。
誰にでも描けそうで描けない…。
素人が描いて、本物と並べてみても、私たちは、本物が分かるらしい。
本物の作品には、作者の意図を、感じることができるらしいです。
美しくない、暗いような絵画でも、良いと思うのはなぜ?
人は、喜びの感情だけで生きているわけではない。
悲しみ、苦しみなどの「悲哀の美」を感じるから、美しくない絵画でも、美を感じるのです。
番組を見て感想
心地よさや豊かさを感じるメカニズムを知れて嬉しかったです!
特に、風景画の美を、「本能的な安全性を満たしているから、脳の報酬系が活発化して、美を感じている」という感じ方をしているということを知ったときは驚きました。
アートが何故こんなに人気があるのか、どうして人は、アートの美しさを感じると心地よくなるのかが詳しく分かったので、とても楽しい気持ちになりました。
私は、中学、高校と、6年間美術部で、アートが好きな子供だったので、今回のカズレーザーさんの番組は見応えがありました!(^◇^)
最後まで読んでいただきありがとうございました😊