ふうのブログ 

40代主婦の気ままな雑記(イラスト•4コマ創作、日常や読書記録など)

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カズレーザーと学ぶ新知識「脳科学からみた美しさの正体」が面白かった

「カズレーザーと学ぶ新知識」という番組で、アートの美について話していて、とても面白かったので、忘れないように記事にしました。

 

 

 

美しさ=脳の快楽

 

関西大学教授、石津智大教授によるお話でした^ - ^

 

神経美学について研究しているそうです。

 

人は何故、美しいアートに惹かれるのか?

 

調和のとれた色や、優美な曲線、人類に普遍的に好まれるものがある。

 

美しいものを見たとき、私たちの脳内の報酬系が活性化されているそうです。

 

美しさ=脳の快楽

 

美しい顔、身体は、生物に重要な要素であり、重要なシグナルを受けている。

 

シグナルを受けているとき、脳の報酬系が活動している。

 

アートの感動=恋人の顔を美しいと感じているときと同じ。

 

脳の「内側眼窩前頭皮質」が反応している。

 

芸術に対する美的感覚と、恋愛感情は、脳の同じ部位が密接に関係している。

 

「内側眼窩前頭皮質」に電流を流して、刺激すると、活動しやすくなる。

 

刺激することにより、アートや人の魅力を感じやすくなる。

 

「内側眼窩前頭皮質」を鍛えられるかどうかは、まだ分かっていない。

 

音楽の美も、「内側眼窩前頭皮質」が活動している。

 

 

 

なぜ風景画の美しさを感じるのか?

 

風光明媚な場所は、清潔で光が入ってくる。

 

開けているところは、外敵が入ってきたときに、すぐ分かる。

 

安全性を満たす。

 

生物としての欲求を満たすから、良いとされ、報酬系が活動。

 

整ったもの、左右対称のもの、広がりがあるものを、安全ととらえる。

 

 

現代アート(抽象画)の美を感じるのはなぜ?

 

例えば、ピート・モンドリアンの作品は、線、色が

 

脳で処理されやすい=美を感じる(良いものと感じる)

 

「コンポジション2 赤、青、黄」(1930年)

 

上は、ピートモンドリアンの作品ですが、一方、マーク・ロスコの作品は下のものになります。

 

No 1 (Royal Red and Blue) (1954年)

 

どちらも、魅力的で素敵な絵ですね。

 

誰にでも描けそうで描けない…。

 

素人が描いて、本物と並べてみても、私たちは、本物が分かるらしい。

 

本物の作品には、作者の意図を、感じることができるらしいです。

 

美しくない、暗いような絵画でも、良いと思うのはなぜ?

 

人は、喜びの感情だけで生きているわけではない。

 

悲しみ、苦しみなどの「悲哀の美」を感じるから、美しくない絵画でも、美を感じるのです。

 

番組を見て感想

 

心地よさや豊かさを感じるメカニズムを知れて嬉しかったです!

 

特に、風景画の美を、「本能的な安全性を満たしているから、脳の報酬系が活発化して、美を感じている」という感じ方をしているということを知ったときは驚きました。

 

アートが何故こんなに人気があるのか、どうして人は、アートの美しさを感じると心地よくなるのかが詳しく分かったので、とても楽しい気持ちになりました。

 

私は、中学、高校と、6年間美術部で、アートが好きな子供だったので、今回のカズレーザーさんの番組は見応えがありました!(^◇^)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました😊